1日ではなく、1週間で見ることにした

食事の記録アプリには、たいてい「今日の目標カロリー」があります。守れた日は褒められて、超えた日は怒られる。

Bosott には、それがありません。1日の目標カロリーを作らないと決めたからです。

なぜそうしたのかを書きます。これは研究にもとづく話ではなく、作るときに考えたことです。

食べることは、人にとっての幸せのひとつ

理屈より先に、こちらを書きます。

誰かの誕生日にケーキを食べる日があります。友だちとワイワイ飲みに行く日があります。旅先でその土地のものを食べる日があります。ご褒美に焼肉に行く日があります。

これは、削るべき無駄ではありません。食べることは、生きていて楽しいことの、かなり大きな部分を占めています。

1日ごとに採点する仕組みは、そこを削りにいきます。

飲み会の帰り道にアプリを開いて、目標を超えた数字を見る。ケーキを食べた日の夜に「目標を 640 kcal 超えました」と言われる。そういう体験を何度か重ねると、人は2つのうちどちらかをやめます。記録をやめるか、ケーキをやめるかです。

どちらも、してほしくありませんでした。

だから「食べすぎた日をどう咎めるか」ではなく、食べすぎた日があっても平気な見せ方を探しました。実際に、食べすぎた日があっても平気なのです。

答えは単純で、1週間で見ることでした。

1 日ごとに採点する ケーキの日に「超えました」 記録をやめる ケーキをやめる 1 週間でならして見る どちらもやめなくていい

週で見ると、誕生日のケーキの日は消えない。ならされるだけ

消費 2,150 kcal 週の平均 1,750 kcal 誕生日のケーキ 月火水 木金土 日 kcal 1,6001,5002,900 1,5501,6501,450 1,600

上の図は、水曜に誕生日のケーキを食べた週の実際の数字です。

水曜だけ、はっきり突き出ています。隠していません。

でも、週でならすと平均は 1,750 kcal。消費が 2,150 kcal なら、この週は減る方向のままです。

ケーキを食べたことは、何も悪さをしていません。

体重は、1日の食べ方では決まらない

そもそも、1日で採点することに無理があります。

体重を 1 kg 動かすのに必要なカロリーは、おおよそ 7,200 kcal と言われます。

1日で 500 kcal 余分に食べても、それだけでは 0.07 kg です。翌朝に体重計へ乗って 1 kg 増えていたら、それはほとんど水分と食べ物の重さで、脂肪ではありません。

1日単位で見ると、ほぼノイズしか見えません。 週でならして初めて、傾きが見えてきます。

体重計と、水面のような揺らぎ

まとめ

食べすぎる日は、あっていいと思います。